内定辞退防止のヒント
就活生の意識・動向
採用担当者に対する印象と内定辞退防止への影響
就活生と直接接する機会が最も多いのはなんといっても人事の採用担当者の皆さんです。それだけに採用担当者に対する印象は、応募先企業自体の印象にかなり影響を及ぼします。
そのため各社とも、採用担当者が就活生に好印象を与えられるように留意しているものと考えられます。しかし就活生に対する意識調査の結果からは、意外なほど採用担当者の言動に悪印象を持つ就活生が多いことに驚かされます。株式会社マイナビが実施した「2019年卒マイナビ学生就職モニター調査7月版」の調査結果を見てみましょう。
この調査によれば、採用担当者の印象が悪かったために選考に進まなかった経験のある人が27.7%、採用担当者の言葉が原因で選考を辞退した経験のある人が4.9%と、採用担当者の印象による途中離脱経験者は合わせて就活生の3分の1近くにも上っています。
これは直接内定辞退の原因を表すものではありませんが、応募先企業への失望感や不信感が選考の途中で顕在化したものが「選考途中の離脱」だとすれば、それが内々定後に起きるのが「内定辞退」だと言えるでしょう。従って内定辞退防止のためにも採用担当者の印象はたいへん重要になります。
では、採用担当者の印象を良くすることはどれくらい難しいかを考えてみましょう。同じ調査の中に「印象の良かった採用担当者の特徴」と、逆に「印象の悪かった採用担当者の特徴」についての調査結果が載っています。
それを見ると「印象の良かった特徴」と「悪かった特徴」のそれぞれベスト3は全く表裏一体となっていますので、この点に気をつけるだけでも採用担当者の印象はかなり良くなると言えそうです。具体的には以下の通りです。
【印象の良かった採用担当者の特徴】 【印象の悪かった採用担当者の特徴】
1位 学生の立場を尊重してくれる 見下すような態度をとる
2位 自由に話せる雰囲気を作ってくれる 威圧的な雰囲気がある
3位 話を聞いてくれる、聞き上手である 話がかみ合わない、聞く耳を持たない
これらはいずれも「能力やスキル」などトレーニングを要するものではありません。採用活動の中で、どんな態度が「尊重してくれている」と感じさせ、あるいは「見下されている」という印象を与えるのか、「自由に話せる雰囲気」と「威圧的な雰囲気」とはどう違うのかなど、人事部門内で一度ディスカッションして共通認識を持てれば、あとは意識の持ち方ひとつで、誰でも、すぐにでも実施可能なものばかりです。
採用担当者の応募者対応は、リクルーターのように他部門に対して協力を要請する必要が無く人事部門の意識ひとつで改善可能です。内定辞退防止の第一歩として、学生への対応マニュアルをもう一度見直して自社の印象を高められるような応募者対応を実現していきましょう。
✔ 他の“内定辞退防止のヒント”を見る
そのため各社とも、採用担当者が就活生に好印象を与えられるように留意しているものと考えられます。しかし就活生に対する意識調査の結果からは、意外なほど採用担当者の言動に悪印象を持つ就活生が多いことに驚かされます。株式会社マイナビが実施した「2019年卒マイナビ学生就職モニター調査7月版」の調査結果を見てみましょう。
採用担当者の印象による途中離脱者の実態
この調査によれば、採用担当者の印象が悪かったために選考に進まなかった経験のある人が27.7%、採用担当者の言葉が原因で選考を辞退した経験のある人が4.9%と、採用担当者の印象による途中離脱経験者は合わせて就活生の3分の1近くにも上っています。
これは直接内定辞退の原因を表すものではありませんが、応募先企業への失望感や不信感が選考の途中で顕在化したものが「選考途中の離脱」だとすれば、それが内々定後に起きるのが「内定辞退」だと言えるでしょう。従って内定辞退防止のためにも採用担当者の印象はたいへん重要になります。
採用担当者の好感度アップの難易度
では、採用担当者の印象を良くすることはどれくらい難しいかを考えてみましょう。同じ調査の中に「印象の良かった採用担当者の特徴」と、逆に「印象の悪かった採用担当者の特徴」についての調査結果が載っています。
それを見ると「印象の良かった特徴」と「悪かった特徴」のそれぞれベスト3は全く表裏一体となっていますので、この点に気をつけるだけでも採用担当者の印象はかなり良くなると言えそうです。具体的には以下の通りです。
【印象の良かった採用担当者の特徴】 【印象の悪かった採用担当者の特徴】
1位 学生の立場を尊重してくれる 見下すような態度をとる
2位 自由に話せる雰囲気を作ってくれる 威圧的な雰囲気がある
3位 話を聞いてくれる、聞き上手である 話がかみ合わない、聞く耳を持たない
これらはいずれも「能力やスキル」などトレーニングを要するものではありません。採用活動の中で、どんな態度が「尊重してくれている」と感じさせ、あるいは「見下されている」という印象を与えるのか、「自由に話せる雰囲気」と「威圧的な雰囲気」とはどう違うのかなど、人事部門内で一度ディスカッションして共通認識を持てれば、あとは意識の持ち方ひとつで、誰でも、すぐにでも実施可能なものばかりです。
採用担当者の応募者対応は、リクルーターのように他部門に対して協力を要請する必要が無く人事部門の意識ひとつで改善可能です。内定辞退防止の第一歩として、学生への対応マニュアルをもう一度見直して自社の印象を高められるような応募者対応を実現していきましょう。
✔ 他の“内定辞退防止のヒント”を見る