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内定ブルー対策に役立つ内定者フォローコンテンツ

株式会社マイナビの「2019年卒マイナビ学生就職モニター調査」によれば、2019年卒就活生の90.4%が、7月末時点で入社先企業を決めていたとのことです。また、入社先を決めていた内定者の半数を超える51.2%が「本当にこの会社でいいのか」という不安を感じたことがあり、さらにそのうちの62%が7月末時点でそうした不安が「未だ解消されていない」と答えています。

また、入社承諾後に内定を辞退した経験のある就活生は2019年卒で25.1%に上っており、超売手市場の中で前年に比べて5ポイント程度高くなっています。その内、文系男子だけに限ればその数は29.8%となっており、ほぼ3割が入社承諾後の内定辞退を経験していたことになります。

これらの数字からは、9割の就活生が入社先企業を決めているような段階でも、そのうちの3割超の内定者は「本当にこの会社でいいのか」という不安を感じたままの状態であることがわかります。そしてこうした不安を抱えたままの内定者は、たとえ入社誓約書を提出していたとしてもいわゆる「内定ブルー」による潜在的な内定辞退者だと見ることができます。

もちろん3割もの内定者が内定ブルーで内定辞退するわけではありません。様々な内定者フォローによって不安は解消または緩和されてゆき、実際の内定辞退者はもっと少なくなっていきます。ただ、逆に言えば適切な内定者フォローを怠ると、入社承諾書提出後であっても3割程度の内定者が辞退してもおかしくないことをこの数字は物語っていると言えます。

「この会社でやっていけるか」という不安の解消


そこで内定者フォローによってこうした不安を緩和・解消して内定辞退を防止する必要があるわけですが、そのためにはこの時期に内定者がどんな「不安」を抱いているか把握して、そうした不安を取り除けるような取り組みをしなければなりません。

この時期の内定者の不安要因を見てみると、圧倒的に多いのが「この会社でききちんと務まるかどうか」という不安です。ではここで言う「きちんと務まるか」というのは何を意味するのでしょうか。それを考える上で参考になるのが、同じ調査で就活生に訪ねている「不安解消のために欲しかった情報は?」という質問への回答です。最も多かった回答が「入社1年目の仕事内容」で、それに「入社までにやっておくべきこと」「入社までの注意事項」と続きます。

こうした回答を見る限り「1年目の仕事内容がわからないため、どんな準備をしたらよいかもわからない」ことで不安を感じている内定者が多いことがうかがえます。配属先が既に決まっていれば個別に面談して仕事内容と必要な準備についてアドバイスしてあげれば不安の解消に大いに役立つでしょう。

しかし、9割の就活生が内定を得ながらその3割が不安を感じているのは「7月末」の時点であり、この時期に内定者一人ひとりの配属先まで決まっている企業はあまり無いと思われます。そこで具体的な仕事内容の説明ができない状況で不安を解消する方法を考えなくてはなりません。

先輩社員の体験談


そこで役に立つのが「先輩社員の体験談」です。入社1年目、2年目といったフレッシュな先輩社員の体験談は、入社1年目の仕事に不安を抱いている内定者にとってリアリティを伴ったイメージを与えてくれます。たとえば 「私が入社後、最初に戸惑ったこと」とか「最初の1年目、私が悩んだ事とその乗り越え方」、「入社後、私が最初にやってしまった失敗」、「最初の1年目、私が一番うれしかったこと」などといった、入社1年目にありがちな失敗や悩み事、そしてそれをどのように乗り越えたのかという体験談です。

こうした体験談を通じて「入社するといろいろあるけど、みんなが経験することだから心配いらないよ。」というメッセージを具体的なエピソードを通じて内定者に伝えることが、彼らの不安を和らげ、内定ブルーによる内定辞退の防止につながるのです。

こうした先輩社員の体験談は、もちろん先輩社員との懇親会などで直接目の前で話してもらうことが効果的です。でもそれだけでなく、「内定者用SNS」などを活用して毎週1話づつ、体験談インタビューを動画で配信していくのも内定辞退の防止には効果的です。配信の都度、内定者へのお知らせを交えたり、内定者の質問を受け付けたりすることで、内定者フォローに不可欠な「定期的なコミュニケーション」を継続的に実施するためのツールとしても使えます。

ネット上の評判や周囲の人の意見など、内定者が不安を抱くきっかけは様々で、いつふいに不安に陥るか予測するのは困難です。だからこそ、1週間に1回程度は「自然な形」で内定者とのコミュニケーションを継続的に実施し、内定ブルーの兆候を見逃さないことが重要です。そうしたツールとして「先輩社員の体験談」は格好のコンテンツだと言えます。

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