内定辞退防止のヒント
就活生の意識・動向
2020年卒/5月末~6月初における内定状況
就職情報サービス企業各社から、5月末~6月初における2020年卒内定状況が発表されました。主な調査結果を見ると、この時期の内定率はディスコ社が71.1%、リクルートキャリア社が70.3%、マイナビ社が61.8%となっています。
マイナビ社が5/25~5/31時点での調査であるのに対してディスコ社とリクルートキャリア社の調査は6月1日現在となっているため調査結果に差が見られますが、リクルート社によれば6月1日時点で内定率が7割を超えたのは2012年の調査開始以来はじめてで、ディスコ社でも7割越えは2015年以来(当時の選考開始は2ヶ月早い4月)とのことですので、2020年卒の採用活動は引き続き前倒しで進んでいることがわかります。
内定率を文系・理系の違いで見ると、マイナビ社では文系では男子が57.8%、女子が56.0%なのに対して理系は男子が70.2%、女子が70.0%と男女とも理系が10数ポイント上回っており、リクルートキャリア社の調査でも文系が67.8%なのに対して理系は76.1%と理系が10ポイント近く上回っています。このように近年の傾向としては男女差は見られず、理系優位の傾向が顕著に表れています。
一方、内定保有者のうちで「就職活動終了者」の割合を見ると、マイナビ社では文系では男子が36.8%、女子が30.5%なのに対して理系は男子が56.8%、女子が47.6%と男女とも理系が20ポイント前後上回っており、リクルートキャリア社の調査でも文系が35.6%なのに対して理系は59.5%と理系が20ポイント以上上回っています。
このように、いずれの調査でも内定率では文系・理系の差は10ポイント程度なのに対して、就職活動の終了を決めている内定者の率での文系・理系の差は倍近くになっているところから、理系の採用では「第1志望先」となるような大企業も前倒しで内定を出している様子がうかがえます。
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マイナビ社が5/25~5/31時点での調査であるのに対してディスコ社とリクルートキャリア社の調査は6月1日現在となっているため調査結果に差が見られますが、リクルート社によれば6月1日時点で内定率が7割を超えたのは2012年の調査開始以来はじめてで、ディスコ社でも7割越えは2015年以来(当時の選考開始は2ヶ月早い4月)とのことですので、2020年卒の採用活動は引き続き前倒しで進んでいることがわかります。
内定率を文系・理系の違いで見ると、マイナビ社では文系では男子が57.8%、女子が56.0%なのに対して理系は男子が70.2%、女子が70.0%と男女とも理系が10数ポイント上回っており、リクルートキャリア社の調査でも文系が67.8%なのに対して理系は76.1%と理系が10ポイント近く上回っています。このように近年の傾向としては男女差は見られず、理系優位の傾向が顕著に表れています。
一方、内定保有者のうちで「就職活動終了者」の割合を見ると、マイナビ社では文系では男子が36.8%、女子が30.5%なのに対して理系は男子が56.8%、女子が47.6%と男女とも理系が20ポイント前後上回っており、リクルートキャリア社の調査でも文系が35.6%なのに対して理系は59.5%と理系が20ポイント以上上回っています。
このように、いずれの調査でも内定率では文系・理系の差は10ポイント程度なのに対して、就職活動の終了を決めている内定者の率での文系・理系の差は倍近くになっているところから、理系の採用では「第1志望先」となるような大企業も前倒しで内定を出している様子がうかがえます。
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